しぜんにいいこと、ひとにいいこと。

プラスチック製品を製造する会社が、
水耕栽培で野菜を育てるプロジェクト

なぜ、プラスチック会社が
レタスを?

なぜ、プラスチック会社が
レタスを?

環境の未来を見据えた新たな挑戦

私たちは、プラスチック製品の製造で培ってきた技術とノウハウを活かし、持続可能な農業の実現を目指して水耕栽培事業をスタートしました。

きっかけは、「環境に配慮した製品づくり」から、「環境そのものを守る取り組み」へと、視野を広げたことにあります。

POINT

旭化学工業が取り組む水耕栽培の特徴

水耕栽培とは、土を一切使わず、水と液体の肥料を使って植物を育てる方法です。

当社の施設は、LEDによる光量の管理をはじめ、温度・湿度・二酸化炭素(CO2)まで徹底的に管理した完全人工光型植物工場です。常に最適な環境を保ち、安心して食べられる野菜作りに取り組んでいます。

POINT01

安定した環境

専用のブース内にて、担当者が丁寧に栽培を行っています。
完全に屋内なので天候に左右されることもなく、安定した品質と生産量を保つことができます。

POINT02

人にやさしい無農薬製法

水耕栽培では野菜に害虫が付くことがほとんどないので、農薬を使う必要がありません。残留農薬による人体へのリスクも低く、野菜本来の味を楽しめます。

POINT03

洗わずに食べられる

収穫したらそのまま食べられるのも、無農薬製法が実現できる水耕栽培ならでは。栽培や収穫時には道具や手指の消毒を行うなど、クリーンな空間づくりを徹底しています。

CHALLENGE

プラスチック製品会社が
水耕栽培にチャレンジする3つの理由

モノづくりを行う企業として、地球環境の問題は永遠のテーマです。
私たちは長年、「製造業として、何かできることはないか」と考え続け、製造工程の工夫によってCO2の削減などに取り組んできました。

そして、会社として成長する中で“新しい取り組みを始める”という形で、環境問題と向き合えるようになりました。

循環型社会の実現→地域社会への貢献→ノウハウの有効活用

CHALLENGE01

循環型社会の実現

限られた資源を有効に活用する“循環型社会”の実現に向けて、地球環境を思い遣る事業の確立を目指します。
将来的には、工場内で発生したCO2を回収・精製し、光合成を促す資源として水耕栽培に活用することも考えています。

CHALLENGE02

地域社会への貢献

水耕栽培は、環境さえ整っていればさまざまな場所で植物を育てることができる方法です。
飲食店への販売を通じて新鮮でおいしい野菜を届けられるのはもちろんのこと、施設見学やイベントの開催など、地域の皆様に“食”を身近に感じてもらうための存在になれたらと思います。

CHALLENGE03

ノウハウの有効活用

モノづくり歴60年以上。
プラスチック製品と野菜は違う商品ですが、プロジェクトの達成に向けて試行錯誤する姿勢には共通点があります。
社内で培ってきたモノづくりのマインド、設備に対する知識、輸送ルートなど、「旭化学工業だからこそできる事業」を目指します。

安心・安全・おいしい野菜を、
この場所から届けたい。

長年、建材や自動車部品、工具のプラスチック製品を作ってきた私たちにとって、野菜づくりは未知の領域にある新しい事業です。

最初のうちは野菜の品質そのものではなく、安定した設備・機械の管理で苦労しました。まさに試行錯誤の連続です。しかし、「失敗と成功を繰り返して、ゴールを目指していく」ということは、“モノづくり”の基本の考え方です。

尽力したかいあって、今では安定しておいしい野菜が作れるようになってきました。

社員の皆さんに食べていただいたり、料理のアレンジコンテストを開催したりと、社内でも好評で、円滑なコミュニケーションにも役立っています。

今後は地域の皆様に向けて、安全性と栄養、おいしさを両立したものを届けていきたいと思います。

管理者

アレンジコンテストの参加作品

第1弾のレタスから始まり、
今後もさまざまな野菜の栽培に
チャレンジしていきます。

リーフレタス

フリルレタス

ロメインレタス

その他の品種

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